■ 結論
口内炎があるときは、「無理に食べなければならない」と考えすぎず、口の中を刺激しにくい食事を選ぶことが大切とされています。食べやすい形や味を工夫することで、少量でも負担を減らすことが役立つ場合があります。
■ このようなときに起こりやすい体の変化
口内炎があると、口の中がしみたり、痛みを感じたりして、食事がつらくなることがあります。
その影響で、
噛むことや飲み込むことがつらい
熱いものや酸っぱいものがしみる
食事量が減り、食欲が落ちる
といった変化が起こりやすいとされています。
治療中や体調不良、更年期などでは体の回復力が落ちやすく、口内炎が長引くこともあります。ただし、症状の感じ方や程度には個人差があります。
■ 食事で意識したい3つのポイント
① 口の中を刺激しにくいこと
硬いもの、辛いもの、酸味や塩味が強いものは、しみやすい場合があります。やわらかく、味付けが控えめなものが役立つとされています。
② 飲み込みやすい形状にすること
パサつく食材は飲み込みにくく、痛みにつながることがあります。水分を含んだ料理や、とろみのある食事が負担を減らす場合があります。
③ 少量でも栄養がとれること
一度にたくさん食べられないことも多いため、少量でもたんぱく質やエネルギーが補える工夫が役立つ場合があります。
■ おすすめの食材・食品例
おかゆ・やわらかく煮たごはん
豆腐、卵料理(茶碗蒸し、卵とじなど)
白身魚や鶏ひき肉をやわらかく調理したもの
ヨーグルト、プリン、ゼリー
じゃがいもやかぼちゃのマッシュ
これらは比較的刺激が少なく、口当たりがやさしいとされています。
■ 簡単に取り入れられるメニュー例
だし風味の卵がゆ
ごはんをやわらかく煮て、溶き卵を加えることで、飲み込みやすくなります。
豆腐のとろみあんかけ
だしで軽く温め、とろみをつけることで口当たりがなめらかになります。
白身魚のやわらか煮
薄味で煮ることで、噛まずにほぐしやすくなります。
バナナヨーグルト
冷たくしすぎないようにすると、刺激を感じにくい場合があります。
■ 気をつけたいポイント
熱すぎる料理は痛みを強めることがあります。
特に辛味・酸味の強い調味料(例:唐辛子、酢)は刺激になる可能性があります。
無理に食べ進めず、食べられる量・タイミングを大切にしましょう
症状や体調には個人差があり、合う・合わない食事も人それぞれです。つらさが強い場合や長く続く場合は、専門家に相談することも選択肢の一つとされています。
■ まとめ
口内炎があるときの食事は、「やわらかく、刺激を少なく、無理をしない」ことが基本とされています。
食べられるものを、食べられる量で取り入れることが、体をいたわる一歩になります。
ご自身の体調に合わせて、少しずつ工夫してみてください。
※本記事は、看護師・管理栄養士である加藤知子が、
医療・栄養の専門的知識をもとに監修しています。
